ネットの声は市民の声か?
よく言われている話で。
「会議の主導権を握るのは、声が大きい人」というのがあります。
原因をうまく分析する人とか、偉い人とか、解決策を出す人というのはもちろん影響力はあるんですけど。
残念ながら、声が大きい人が場を制すらしいです。
(あるいは、声が大きい人しか発言しないのかもしれません。)
では、ネットの世界ではどういう人が場を制するのでしょう。
ツイッターを例に見てみましょう。
あなたはどんなツイートをリツイートしますか?
どんなツイートがたくさんリツイートされてますか?
まじめなツイートで、うんうんと頷けるもの。
かわいい動物の画像で、癒されるもの。
面白くてみんなに見せてあげたいもの。
腹が立つようなことをツイートしてる人を晒し者にするために。
いろいろなパターンがあるでしょうけど。
どちらかと言えば、深く考えさせられるものは多くなくて。
一瞬で楽しめる、単純なツイートが多いと思います。
それは、シンプルな感情のほうが強いからだと思います。
よって、ネットの声が市民の声だなんて言い過ぎで。
市民の声のうち、とてもシンプルなもの、だと思います。
熟考したものではないとも言えます。
だから、ネットの声って聡明な印象を受けないんだと思います。
今日の仮説・叩き台
『ネットの声は市民の声のうち、とてもシンプルなもの。』
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