個人というメディア
メディアとは、媒体という意味です。
媒体っていうのは、何かと何かの間で繋ぐものって感じですかね。
本やCDも媒体だし。
テレビ・ラジオも媒体。
インターネットも媒体。
そんな中で、考えてみると。
人のメディア化っていうのが、すごいことになってきてるなぁと。
今回はそんなお話。
—–
インターネットが普及していく中で。
今までは自身のサイトでした。
ブログでした。
YouTubeでした。
Instagramでした。
だけれども、実際にはそこに縛りなんかないんですよね。
やりたいものをやればいい。
これらは、メディアというよりは、プラットフォームに近いかなと思います。
そのうち、テレビすらプラットフォームの一つになると思います。
というか、日本以外では結構あるみたいですよ。
パブリック・アクセスっていう考え方が。
Wikipedia – パブリック・アクセス
こうやって、今までメディアだと思っていたものが、次々にプラットフォームになっていった先には、きっと人がメディアになるんだと思います。
分かりにくいですか?
ちょっと考えてみてください。
今だって、テレビが重要なメディアと言いながらも、その実、視聴率の取れている番組こそがメディアなんですよね。
もっと言えば、数字持ってると言われている芸能人が出ている番組がメディアなんですよね。
(それが全てではないにしろ。そういった側面があるのが事実)
だって、ほら。
不倫騒動で活動休止したあのタレントだって。
その価値に企業がお金を出して、CMに起用しているんですよ。あれこそテレビ放送の中のCMというプラットフォームの中で、タレントというメディアを使って宣伝しているんですもの。
うーん。
まだ、ちょっと分かりにくいですかね。
特に言葉か。
じゃあ。
プラットフォームを「ハードメディア」。
人を「ソフトメディア」と呼んでみましょうか?
つまりですね。
これからは、今までの考え方が変わって。
徐々にソフトメディアの時代になるのだろうな、ということなのです。
ブログでの宣伝なんていうのは、その例の一つですね。
それを分かりにくくして、読者を騙そうとすると、ステマと呼ばれ、悪いものになりますが。
ブログでの宣伝自体は悪いことではないですよね。
—–
今まで、権威のある人ってテレビとかで起用されて、初めてお金になったと思うんです。
それによって本が売れるようになったりしてね。
要するに、ハードメディアに選ばれて呼ばれて、お金を生み出していたんです。
けれどこれからは、自分でハードメディアを選択して、その中でお金を生む仕組みを作り上げていくのではないかと思います。
アルファブロガーやYouTuberなんかがいい例だと思います。
もちろん、その人たちが動かすお金は、テレビが動かすお金の額とは比べ物にはなりません。
しかし、個人がハードメディアを選択して生み出した金額を合計すると、きっとテレビを越える日がきます。
まさにロングテールの考え方ですね。
5年か10年か、それくらい先の話ですが。
考えようによっては、このほうが健全とも言えると思います。
- PREV
- 理想の矛先
- NEXT
- 熱量を切り取って保存する仕組み