問題が発生する前提で動く
3ヶ月の準備期間で、素人がバンドを組んで、企画を組んで、ライヴをするまでのお話の三回目。
1万分の1の確率で起きる問題の数が、1万では済まないと、以前お話しました。
だから、何が起こるか分からないけど、必ず何かしら起きるぞという気持ちで準備をしておく必要があります。
当然、具体的な準備は出来ないので、心に常に余裕を持たせておく必要があります。
(お金とスケジュールにも余裕を持たせられるほうが望ましい)
今回の企画では、3組のバンドに出演いただきました。
1組はギターさんが脱退することが決まっていました。
それでも、どうしても企画に出てもらいたかったので、それに合わせて企画を実施することになりました。
企画までの期限が3ヶ月だった理由はそこにありました。
(あまりの期間の短さに武者震いをしたのを覚えています。)
そして、残りの2組。
1組は出演が確定した後、ベースさんが突然脱退しました。
驚きました。まぁ、それぞれにはそれぞれの事情があるので、その事自体をどうとか思ってないのですが。
出演を一旦白紙にせざるをえなくなりました。
もう1組は、出演依頼を出したところ、なかなか返事が来ないなぁと思っていたんですが。
出演依頼を出したのと同じくらいのタイミングで、ドラムさんが音信不通の行方不明になったそうで。
その後、脱退されることになりました。
初めて企画して、この人達にお願いしたいと思ってた全てのバンドで、メンバーが脱退するという状況です。
1万分の1の確率どころじゃないですけど。
そんなことが起こりました。
もちろん、他にもいろいろなバンドに声をかけたのですが。
どうしても出演が確定しないんですね。
そういうことが続くと、運命的な何かを感じるわけで。
もうこれはそうするしかないんだなと心を決めまして。
上記のバンドに改めて声をかけさせていただいて、出演していただくことにしました。
充分な活動ができるか分からない状態ではありましたが。
この人達ならイケるという確信だけはあったので、お願いしました。
最初に声をかけさせてもらっていたバンドのギターさんは、もろもろの事情で脱退した後でしたので。
結局、出演するバンド全てでメンバーが変わっているという事態でした。
この間、幾度と無く心は折れてます。
当然です。
本来であれば、自分たちのことだけでも手一杯な状況です。
でも、なんとか進めました。
それは、無理難題だったからでもあり、素敵な未来を想像していたからであり、「必ず問題が起きる」「何とかする」という心の準備をしていたからです。
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