新しい時代の権力
Twitterで芸人が政治的発言をし、それに対し「自分の立場をわきまえてください」という指摘が入るやり取りを見かけることがある。
「たかが芸人のくせに」という意味かと思っていたが、どうやら「フォロアー数が多いんだから変なこと言うな」という話らしい。
今の本業はWEBで集客する仕事なのだけれども。
(オレはサイトのシステム担当)
広告を買ったり、アフィリエイターを使ったり、様々な方法で閲覧者を集めている。
閲覧者を集めるのは、金がかかるのだ。
そこで気づいたのは。
今の時代の権力というのは、注目を浴びる人/もののことを指すようだ、ということ。
確かに、情報発信能力が高いと、多くの人を動かす可能性がある。
フォロアー数とか、閲覧者の数とか。情報にアクセスしてくる人の数が多ければ、多くの人を動かすことができる。
人を動かすことができることを権力と呼ぶならば、『(広義の)アクセス数』は権力と呼べるのだなと。
幼い頃には「金こそが権力」みたいな空気感があったように思う。
金があるからこそ権力があり、注目が集まった。
しかし、今や金の有無にかかわらず、注目が集まること自体が権力になろうとしている。
今までオプションでしかなかった『(広義の)アクセス数』は、これからの権力の本質になっていくのではないかと感じた。
こうやって、言葉にしてみて分かったのは。
今までの「金こそが権力」という発想のほうが狂っていたということ。
実は、正しい状態に戻っているのではないかと感じた。
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