理想の矛先
先日、テレビで。
昔のアニメ映画(キャラクターが動物ばっかり)を見るともなく見てたんです。
主人公の仲間が狼に追いかけられてるんですけど。
「どうして私たちを追いかけて、いたぶって喜んでるの?!」みたいなことを言うわけです。
そのちょっと後のシーンで。
主人公達は魚を追いかけるんですよね。
その身のこなしを見て「美しい」とか言うわけです。
いやいやいやいや。
同じだからと。
狼があなた方を追いかけるのと、あなた方が魚を追いかけるの。
同じだからと。
身のこなしの美しさとか。
まったく同じだから。
こういうのを見ていると。
「昔は良かった」と言われる理想が、矛盾を盛大に無視した上で出来上がっていることが想像に難くないと感じるわけです。
で、その矛盾は、問題を内在したまま続いており。
そして、その切っ先は僕らの生活する、今ここに向いていると思うんです。
もちろん、その矛盾を先延ばしすることも可能です。
だけれども、何となく、僕らの代で解決できちゃうんじゃないかなって思うんですよ。
不思議と。
そして、そんな問題を題材にした作品も出てくるんじゃないかなと。
例えば、昨日のエントリなんかも織り交ぜながら、作れるんじゃないかなって思うんですよね。
僕は作りませんが。
誰か作るんじゃないかなと。
暗に思っているわけです。
それって、結構なターニングポイントになると思うんです。
歴史に名を残す作品になるんじゃないかなと。
今日の仮説・叩き台
『昔から続いている理想の矛盾は、今ならば解決することができる。』
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