カセツ タタキダイヲ テイジス-仮説、叩き台を提示す-

現時点での暫定的な解答、仮説、叩き台をここに提示す

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成功者の成功談は役に立たない

   

成功者が成功した理由は、一つではありません。
それまで積み上げてきたものだったり、環境だったり、本人の性格だったり。
成功理由を要素として計上していくと、その数は数万では足りないだろうと想像できます。
仮に10万だとしましょう。

そのことを理解している人の成功談なら役に立つと思います。
しかし、そうでない場合、その成功談には大した意味はありません。
10個のポイントを教えてもらっても、残りの9万9990個のポイントは教えてもらえないのですから。

現実問題として。
10個のポイントを教えてもらったとしても、それを再現できるかと言うと相当難しいのです。
となると、成功談を役に立てるのは至難の業なのです。

また、成功者の成功が、明日になっても成功のままだという保証はありません。
実は大きな問題をはらんでいて、それが明日発覚するかもしれないのです。
それを合わせて考えると、やはり成功者の成功談は、十分な評価が出来ないものだと想像できます。

一方で、人を起こす失敗というのは、だいたい同じではないか?という予測があります。
失敗パターンがあるのではないか?ということです。
失敗学というものがあるそうです。

ということで。
聞くべきは、成功者の成功談ではなく。
成功者の失敗談だと思われます。

余談ですが。
失敗談も、きちんと評価すれば、成功のヒントが隠れていることがあります。
ややこしいですよね。
そんなこと言われても困りますよね。
じゃあ、どうすればいいかって話なんですが。簡単に言うと、自分で判断し続けるしかないです。

今日の仮説・叩き台
『成功者の成功談は、特殊事例すぎて参考にならない。』
『成功者の失敗談は、よくあるパターンなので参考になる。』
『失敗談の裏に、成功のヒントが隠れていることがある。』

 - 仮説・叩き台

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