熱量を切り取って保存する仕組み
笑顔になるとシャッターが切れるカメラがあったのをご存知ですか?
一番いい表情の写真を残したいという考えから生まれたようです。
例えば、社会の関心事の中で、一番熱量が高いものを見ることができたらすごいと思いません?
熱量ってやはり、瞬間が一番大きくて。
それも本当に一瞬で。
だから、その一瞬を切り取っておくことなんて、ほぼほぼ不可能なんですよね
だけれども。
実は、その一瞬を切り取っておいて。
かつ日本中。いや、世界中の関心事を見る仕組みが、もう存在するんですよ。
それって何か分かりますか?
実はそれ、Twitterなんです。
ミニブログサービスと言われているTwitter。
普通のブログだと、やっぱり考えないと書けないんですよね。
でも、ミニブログだと、考えないでも書き込める。つぶやきですから。
「腹立つわー」とつぶやくことありますよね。
それが、例えば、一つの物事に対して、日本中で「腹立つわー」って言ったら、そりゃあもうすごいことになります。
例え、その「腹立つわー」が、ほんの一瞬で。
30秒もてばいいくらいだとしても。
その間にTwitterに投稿すれば、『腹立つわー』が、無事保存・公開されるわけです。
一つ一つはちょっとした火花程度のものかもしれないです。
一瞬だけで見れば、量もあるので、花火くらいに見えるかもしれません。
しかし、一定量が保存され、いつでも見えるようになってしまえば、炎上と呼ぶのに相応しい状態です。
想像してみてください。
花火大会の一つ一つの花火が、消えずに夜空に残っている姿を。
炎上そのものですよね。
美しさのカケラもない。
これが炎上です。
そう考えると、炎上という状態はTwitterによってもたらせられるものと言えるかもしれません。
Twitterの行末が取り沙汰されたりしていますが、この状況を生み出すツールが他にない以上、消えることはないと思います。
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