矛盾の中の宝石
人と話をしてると「あれ。この人さっきと言ってること違うぞ。矛盾してるぞ」と思うことがある。
そのことを指摘しないで「あぁーあ。何も考えずに話してるんだな」と思うこともあったんだけど。
たまたま「さっき××って言ってたと思うんですけど。。」と聞いてみたことがあった。
さすがに、あまり責め立てるような口調では言えないので、フラットな質問の口調で聞いた。
そうすると、その矛盾が消えるような、大切な前提の話を聞かせてくれた。
なるほど、何も考えていないのではなく、ただの説明不足だったかと気づいた。
それから、いろんな人が矛盾することを言う度に、「さっき××って言ってたと思うんですけど。。」と聞くようにしてる。
そこには、自分の知らなかった、業界の常識とか、その人の根本的な考え方とか。
言ってみれば「当たり前すぎて説明しないくらい重要なこと」がたくさんあった。
矛盾したことを言う人をちょっと馬鹿にして軽い優越感に浸ることもできるんだけど。
こういう経験を持つと、相手を馬鹿にして、大切な情報を得る機会を失うほうが大馬鹿なんじゃないかと思うようになった。
矛盾してると思ったら、その旨伝えてみよう。
とても大切な情報を教えてもらえるかもしれない。
あるいは本当に何も考えてないだけかもしれない。
(そしたら改めて馬鹿にしたらいいじゃないか)
ちょっとだけ勇気が必要な、大事な一手間だなと思う。
今日の仮説・叩き台
『矛盾の裏には本質が隠れている。』
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