「0」から「1」を生み出すのは難しい
点数が、1点のものを40点にするのは意外と簡単。
きっと60点や70点も出来るだろう。
時間をかければ80点だって、なんなら90点だっていけるはず。
95点だって。
96点だって。
97点だって。
98点だって。
そう。99点までならなんとか出来るはず。
でも、どうしても、100点にはできない。
努力と工夫で、1点だったものは99点までにはできる。
でも、それだけでは足りない。100点にはできない。
100点にするためには本質を捉えて。
必要なものを過不足なく揃えなくちゃいけない。
そして、まさに、創りあげなくちゃいけない。
そうして、創りあげた100点のものって、実は。
「0」から生み出した「1」と等価なんだよね。きっと。
誰かが生み出した「1」を起点にして、次の100点。つまり、新しい「1」を生み出す。
この感じって、人が成長していく様にも当てはまるし。
文化が発展していく様にも当てはまるし。
現代アートにも当てはまるなぁって思う。
スティーブ・ジョブズがアップル社で生み出した製品も現代アートだと思う。
日本の企業が革新的な製品を作れない理由は簡単で、現代アートの切り口が得意じゃないからだと思う。
というか、本質以外のことが大変すぎて、それどころじゃないよね。
出世レースもそう。失敗してはいけない風土もそう。
コンプライアンスも、もちろん大切だけどね。でも、そこばっか気にしていたら、アートはつくれないと思う。
だって、アートであるか否かと、コンプライアンスは別の問題だから。
でもまぁ、現代アートばかりでは社会は発展しないのも事実だけどね。
今は現代アートがもてはやされるタイミングだと思う。
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