カセツ タタキダイヲ テイジス-仮説、叩き台を提示す-

現時点での暫定的な解答、仮説、叩き台をここに提示す

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あなたの一票では政治は変わらない

   

はっきり言ってしまえば。
あなたが一票を入れたところで政治は変わらない。
ほとんど意味がない。

嫌な言い方かもしれないが、これは断言できるのだ。
唯一意味があるとすれば、投票した候補者が当落線上におり、かつ、一票差で決まる時だけ。
そんな状況、ほぼあり得ない。
だから、ほとんど意味が無い。

だから、あなたの一票では政治は変わらない。

けれども、一票を入れに行ったあなた自身は変わることができる。

これまで興味がなかったとしても。
投票の数時間後には候補者の当選落選の結果が出る。
もう少し時間が経てば候補者に何票入ったかが分かる。
この時、その投票数のキリに悪さに気付く。
百票とか千票単位で結果が出るのではなく、一票単位で結果が出る。
すると、そのキリの悪い票数の1つが自分のものだと気付く。
自分の一票が確かに意味のある一票であると気付く。

だから、言ってしまう。
政治に興味がなくても、誰に入れたらいいの分からなくても、誰でもいいから投票に行こう。
その一票を投じた瞬間から、あなたは変わることができる。

大変恥ずかしい話だけれど、私は29歳で初めて選挙に行った。
深く勉強もしないで選挙に行った。
今でも、それでよかったと思う。
その行動があったから、少しずつ選挙の意味に気づけたからだ。
人はそれぞれ立場が違うし、何を有益と捉えるかも違うし、育ち方も考え方も違うし、受け取った情報の量も質も違う。
期待と違う候補者が当選することもある。
そのことに気づけたからだ。

18歳に選挙権が与えられたことの意味は大きい。
子供だの、ゆとりだのと揶揄していた人たちが、自分よりも政治に詳しい様を見たら、きっと多くの人たちが恥ずかしいと感じるからだ。

政治に文句があるなら、投票に行けばいい。
入れたい人がいないなんてのは、まさに言い訳。
これほど格好の悪いことはない。
誰に投票したかなんて黙っていればいいだけだ。
後から間違った人に投票したなと思えたならば、それこそ儲けもの。
次回しれっと、対立する候補に入れればいいだけ。
勉強になったってこと。次回からの投票に重みが出来たってこと。

政治に興味なんて持たなくていい。
自分の生活に興味を持てれば十分。
未来のことも少し考えれば、なお良し。

選挙に行って、ちょっとだけ成長してみればいいと思う。

なんでこんな話をするのかと言えば。
宝くじ買わない人が当選番号を調べないように。
投票に行かない人が政治に興味を持つことなんて難しいと思うから。

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