頭と心と体の理解
ドラムを始めて、確信したことがあります。
それは『頭の理解』と『心の理解』と『体の理解』があるということです。
まず、練習をするにあたり、どんなパターンを叩くかを決めなくちゃいけません。
そこで曲を聞いてみるのですが、あまりに複雑で理解し難かったりしました。
そのため、本を読んだり、ネットで調べました。
そこには、こういう順番で叩くんだよと譜面が書いてあります。
それを見て、「フムフム」と思うわけです。
これが『頭の理解』です。
しばらく練習したり、実際に音を聞いていると「あ!そういうこと!?」と思うわけです。
複雑で分からなかったパターンが突然解釈できるようになるのです。
これが『心の理解』です。
さて。頭と心で理解しても、叩けるわけではないのです。
そこから練習を積み重ね、ようやく実際に叩けるようになるわけです。
これが『体の理解』です。
スポーツの世界で天才と言われる人の中には、教えるのが上手ではない人がいるようです。
野球のバッティングについて説明するときに「ピューってくるからパーンって打てばいい」と言った方がいたそうで。
そういう人は『体の理解』が極めて高いのだろうと思います。
一方で、そこまで天才ではない人で『体の理解』がまぁまぁ高く、他が低い人は、突然打てなくなりスランプになったりします。
頭も心も追いついていないと、今までの何が良くて、今何が悪いのかを把握できないのだと思います。
人それぞれパターンがあると思います。
体の理解だけで突っ走る人もいれば、心の理解までいっている人も人もいる。
そして、私みたいに、頭の理解が伴ってないとまったく動き出せない人もいる。
自分がどのタイプで、どういった弱点があるのかを知っているだけでも大きな違いがあるかと思います。
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