カセツ タタキダイヲ テイジス-仮説、叩き台を提示す-

現時点での暫定的な解答、仮説、叩き台をここに提示す

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板の上に立つ難しさ

   

ライヴハウスによく行くんですが。
同じバンドなのに、これまで観たことないくらい素敵なステージになることがあったりするんです。
(で、次見ると普通に戻ったり。笑)

そういう時に「今日すっげぇよかったよ!」って言うと。
まぁまぁの確率で『実は今日、あんまり調子良くなくて。もうやるしかないと思ってやったんですよー』って言われる。

それが一つのバンドじゃなくて、複数のバンドで言われる。
面白いなぁって思う。

で、これはなんだろうなぁと考えると。
「集中力」とか「緊張感」といった表現にたどり着くんだと思います。

なんでそんな風に思うかって言うと。
昔、演劇やってたからで。
自分はまぁ、役者として何をすべきかが理解出来てなかったタイプなので、あれなんですけど。(今になってそう思う)
集中することとか、緊張感を持つことってのがよく分かってなかったんですよね。
つい、言葉の雰囲気で間違っちゃって。体に力が入って、縮こまっちゃう。固い感じになってしまう。

でも、本当は。
リラックスして、ステージの全体像、つまり、空間と流れをイメージして、その中ですべきことを丁寧に順番に行う感じが大切なんだと思うんです。

だから、バンドも実は、ステージの上で考えなくてもいいようなことまで考えてしまっていて、集中しきれてなかったり。
いい緊張感を持ててなかったりするんだろうなぁと思いました。

だから、最初の話をしてくれたバンドさんたちは追い詰められて初めて、良い集中力で良い緊張感を持てたんだろうなと。

「プロなんだから出来て当然」の気持ちもあれば、「それを掴むまでが大変」という気持ちも持ってたりして。
なんというか、お父さんとお母さんの気持ちになってしまうのです。

今日の仮説・叩き台
『「良い集中力で良い緊張感を持つ」というのは、心が理解するまでが大変』

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