論点の違いに気づけるか
安保法制の話題がとても盛り上がっている。
命に関わる大事な話を、盛り上がっていると表現するのは心苦しいのだが。
盛り上がっているとしか言い様がない。
なぜ、盛り上がっていると表現するかといえば。
きちんと議論ができていないからだ。
なぜ、きちんと議論が出来ないのか。
それは議題が定まっていないからだ。
ある人は「安保法制の決め方」に意見している。
ある人は「安保法制の役割」に意見している。
ある人は「安保法制によって導かれる未来」に意見している。
ある人は「安保法制の分かりにくさ」に意見している。
ある人は「安保法制を作るに至った経緯」に意見している。
ある人は「安保法制の嘘くささ」に意見している。
そして、それを同時に話し合っている。
つまり、話し合いになっていない。
議論になりえない。
盛り上がっているように見えているだけ。
本来であれば、どの順番で何を議論するかを決める必要がある。
個人的には「安保法制を作るに至った経緯」が一番気になるし、最初に議論すべきことだと思う。
いわゆる前提条件について話すべきだと思う。
まぁ、絶対に議論されない部分だとも思う。
今日の仮説・叩き台
『議題が異なれば、議論はいつまでたっても終わらない。』
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